認知症に種類があるのをご存知ですか?
一言で、認知症と言っても種類がいくつかに分かれます。
今回はその種類についてお伝えしますね。
こんにちは。「サプリ缶」店長&健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
認知症には、原因となる病気によって、いろいろな種類があります。
認知症とは、医学的に「知能が後天的に低下した状態」とされています。
健常な脳が、脳血管疾患やアルツハイマー病といった病気が原因で、働きが悪くなって、物忘れや幻覚・人格崩壊という症状を引き起こします。
四大認知症
認知症を引き起こす病気は数十種類ありますが、そのほとんどを占めているのはアルツハイマー型認知症(60~80%)、脳血管性認知症(10%)、レビー小体型認知症(5%)、そして前頭側頭型認知症(ごく少数)で、この4つが四大認知症とよばれています。
中には脳血管性認知症とアルツハイマー型認知症の混合型もあります。
認知症の種類
アルツハイマー型認知症
一番多い認知症で、頭の中にβアルミロイドという老人斑がたまって、脳細胞の働きを奪って脳を萎縮させます。
これによって、物忘れが徐々にひどくなります。
原因ははっきりしていませんが、生活習慣・遺伝・病気・外傷などが複雑に絡んでいると言われています。
徐々に記憶が失われていきます。
→もっと詳しいアルツハイマー型認知症の説明はこちらから
脳血管性認知症
脳出血や脳梗塞で、脳の血管が破れたり詰まったりすることが原因で起きます。
障害を受けた部分の脳の働きが悪くなるため、記憶などに関係する部分が障害を受けると認知症になります。
高血圧や糖尿病があると脳梗塞を引き起こす要因になるので、生活習慣を見直すことで予防が可能です。
脳梗塞などの発作を繰り返すたびに症状が進みます。
→もっと詳しい脳血管型認知症の説明はこちらから
レビー小体型認知症
脳にレビー小体という物質がたまり、脳細胞が損傷を受けて脳が萎縮してしまう病気です。
原因はまだはっきりとはわかっていないのが現状です。
初期には「物忘れ」という症状はほとんど見られず、手足の震えや幻視が特徴です。落ち込みの症状から始まることが多く、うつ病と間違えられることもあります。
→もっと詳しいレビー小体型認知症の説明はこちらから
前頭側頭型認知症(ピック病を含む)
脳神経細胞内に、ある特殊な異常物質が多く蓄積することで起こります。
特殊な異常物質とは、ピック球であったり、TDP-43という蛋白であったりいろいろですが、なぜ溜まるのかどう進行していくのかなど、まだまだ研究段階です。
この病気の初期には、人格や性格が極端に変わってしまうといった症状がみられます。
積極的な人が何もしないでじっとするようになったとか、もともと質素な人がブランド品を買いあさるようになるなど。
また、お店で物を取って平然と食べてしまうなどの常識から外れる行動パターンもみられます。
この型では初期では記憶力は保たれますから、初期から記憶力が低下するものの人格は保たれるアルツハイマー型認知症とは対照的です。
さらに進行すると失語が目立って、同じ時間に同じ場所を徘徊することが特徴です。 まだまだ治療法など研究途中です。
若年性認知症
65歳未満の認知症のことを言います。アルツハイマー型認知症でも脳血管性認知症でもレビー小体型認知症でも、65歳未満であれば若年性認知症とよばれることになり、原因から区別しているものではありません。治療や経過は、その原因によって異なります。
→もっと詳しい若年性認知症はこちらから
混合型認知症
異なる認知症のタイプの混合型も存在します。
最も多いのは、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症との混合型ですが、前頭側頭型認知症とレビー小体型認知症が合併しているものもあります。
症状からの診断でも画像診断でも難しく、実際に脳を解剖してみないと何と何が混合しているのかわからないのが現状です。
医療の現場でも介護の現場でも、模索の日々が続いているようです。
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まとめ
認知症になる原因の病気は、80種類以上あると言われています。
そして原因がわかっていても治療法はまだまだ確立していません。
進行を抑えるであろう薬が存在しているだけです。
頭の中では、脳細胞の働きを悪くする物質が、何十年もかけて溜まっていきます。
認知症は、事故のように突然、襲い掛かるものではなく、何年もの間、自分たちの生活習慣によって引き起こされていると思います。
脳にとって悪い生活をして、脳に良くない食べ物を食べて、その上で脳を毎日毎日酷使していれば、それでは具合も悪くなります。
今のあなたは脳に栄養を与えて、やさしい生活をしていますか?
ずっと、あなたのパートナーである脳にしっかりと働いてもらうために、悪くなる前に栄養を与えてくださいね。
「予防に勝る治療薬はなし」です。