認知症の人が要らないものを集める時の対応法

こんにちは。 
無添加サプリ通販「サプリ缶」店長&沖縄好き健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。

今日は認知症の方への対応方法についてです。

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認知症の人は、お菓子の包み紙や空き箱、ひもなど一見して不要と思われるものを収集することがあります。
それは、判断力が低下するためです。
また、さみしさや不安を解消する代償行為の場合もあります。

なぜ不要なものを集めるのか

認知症の中核症状に「記憶障害」があります。
詳しくはこちら→認知症って、どんな症状になる?
特にアルツハイマー病では、初期の頃から症状が現われます。
脳に異変が起こり、海馬の働きに障害が起こるため、
新しいことを覚えることが苦手になります。
取っておくべきものか、不要なものかの判断がつかなくなっています。

良くない対応

はたから見ると不要なものでも、本人にとっては大切なものだったり、「役に立つだろう」など自分なりの理由があって収集しています。
頭ごなしに「必要ない」と否定したり、目の前で処分すると、不安が大きくなると同時に、怒られたと勘違いしてトラブルの元になります。
本人の前で、「必要ない」と教えても何の解決にもなりません。
間違いを厳しく指摘されたり、否定的な対応をされると
不安になったり気持ちが混乱して症状が悪化する危険があります。

やってほしい対応

一時的なことなので、危険なものや不衛生なものでなければ、出来るだけ許してあげてください。
もし処分する場合は、本人に気付かれないように、少しずつそ~っとやってくださいね。

 

認知症にかかった方への介護は、本当に苦労の連続です。
日ごと進行してしまう姿を見てしまうと、心穏やかでは居られませんが
あなたがゆとりを持って接することが一番の介護です。
時には距離を置いたり、公的なサービスを受けたり
あなた自身が笑顔でいられるよう、一つ一つ考えましょう。

 
 

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まとめ

認知症の人は、あなたを困らせようとして物を集めているのではありません。
何かの理由があって集めているのです。
もしかしたら、あなたの役に立ちたいと思っているかもしれません。
「コレは要らないもの!」と論理的に諭したつもりでも、相手には伝わりません。
伝わっているのは「怒られた」ということだけです。
話を聞くことや、家の中の役割をお願いするだけで収集癖が変わっていく場合もあります。
認知症の人は、何も分からないのではありません。
家族の一員として、話しをすることや出来る事をやってもらいましょう。

名畑 のぞみ

名畑 のぞみ

山形県庄内町出身、横浜在住。 病院に医療事務として勤務後、健康食品の会社に勤務。 子供のアトピーや、親の胃がん、脳梗塞などから、病気にならないには何がいいのか、どうしたらいいのかを深く追求し始める。 サプリメントアドバイザー、フードライフコーディネーターの資格を持ち健康食プロデューサーとして日々食のことを発信しています。 人は食べ物から出来ているので、体に合った良いものを食べればおのずと病気も遠ざかります。忘れがちなことを、いつものご飯から改善して家族の笑顔を守ろうと活動をしています。 ・講演 ・脳にいい簡単レシピの提案、健康料理の記事制作 ・健康料理教室の主催 ・各種イベントの企画などの活動しています。 お気軽にお声かけください。 詳しくは「名畑プロフィール」をご覧ください。

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