沖縄旅行記2014 ~ヘリオスそして津嘉山酒造~
こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
沖縄旅行記第5弾です。
今日は沖縄の地酒の話です。
まずはヘリオスビールの話。
ヘリオス・・・と言うビールをご存知でしょうか?
ヘリオスは、沖縄の酒造・地ビールメーカーです。
地ビールは種類もたくさんあって、とっても美味しいビールなんです。
国際通りにパブ形式で出店してあり、とっても入りやすい店です。
沖縄らしいビールを気軽に楽しみたい♪と言う人にはお勧めです。
家族連れの米軍の人たちも気軽に入るので、お店の中はインターナショナルな感じ。
日本語はもちろん、英語やドイツ語での楽しげな会話が店内に響きます。
泡盛の津嘉山酒造さんの話
ここは「國華(こっか)」という泡盛を製造しています。
横浜で何度か飲んで、美味しい泡盛だったのと、
テレビで改築前の姿を拝見して、今回お邪魔する事にしました。
国の重要文化財に指定され、保存のための改築中だったのですが
お酒の話だけでも聞いてみたい!その気持ちで予約を入れて色々とお話を伺いました。
この津嘉山酒造さんは、社長さんと工場長と杜氏さんの3人だけ!
そして社長さんと工場長さんは沖縄出身で口下手のため、
千葉県出身の杜氏の秋村さんが色々と案内してくださいました。
まずは倉庫の中にお邪魔しました。
倉庫の扉を開くと麹の甘いかおりがプ~ンとしました。
それもそのはず、酒造場所が工事中のため、
倉庫の中でお酒の醗酵から瓶詰まですべてやっているとのこと。
この津嘉山酒造さん
あれ民家じゃないの?と思ってしまう趣の津嘉山酒造さん
それもそのはず、ここは元々琉球古民家と工場が一体化した作りなんですね。
民家と工場が一体化した酒造所はここだけで、それだけでも珍しいです。
でも、沖縄でよく見られる赤瓦造り。
この酒造所は、沖縄でも一番大きな赤瓦の家なんです。
沖縄戦でも生き残った家だとか。
不思議な話しですが、
沖縄戦の直前にアメリカ軍がこの場所を空撮した写真が残っていました。
米軍の司令室として使うため、この家以外を空爆で一面、焼け野原にしたとか。
ここの場所だけ残したんです。
沖縄戦の後、2年間はアメリカ軍が使っていたと言っていました。
ここに来なければ聞くことの出来ない歴史を伺いました。
現在、6年かけて改修工事をやっています。
国の重要文化財に指定されたため、釘の場所から細かいものまで写真を撮り
記録を残しながら丁寧に改修工事をしているそうです。
お酒好きの方ならお分かりだと思うのですが
酒蔵には、お酒の菌が住み着いて生きています。
その菌は木の柱や梁などに住んでいるため、柱などを捨てることは出来ないんですね。
もし柱を捨ててしまったら、菌は絶えてしまいます。
菌は、お酒造りには欠かせないもの。
蔵つきの黒麹がしっかりと付いていました。
全部つぶして、全部立て替えれば、6年なんてかかりません。
1本1本の柱に、釘を打った跡などを記録しながら、そして木に番号を振りながら工事をしていました。
改修工事が終わったら、またぜひここに来たいと思ってます。
面白い話も伺いましたよ。
泡盛が43度の理由!
泡盛って、20度、25度、30度、そして43度があります。
元々43度で作って、30度などは和水しているんです。
これは日本酒も同じ原理ですよね。
何故泡盛を43度に決めたのか・・・長年のナゾでした。
42度だと柔らかすぎで44度だときついからなど、色々な説があります。
43度って数字もハンパ過ぎますよね。
答えはウィスキーなどの洋酒にありました。
沖縄では戦後、洋酒を飲む文化が広まっていたため
泡盛も同じように飲んでもらおうと洋酒の度数に合わせたんですって。
伺って、びっくりするのと同時に納得しちゃいました。
アメリカ文化の影響力が強かったのを泡盛の度数で感じる事になるとは・・・。
(使わなくなったラベルをいただいたので記念にとってあります)
津嘉山酒造さんでは、1時間30分もじっくり話を伺って、感動しました。
秋村さんありがとう!
旅行記はもう1回続きます!
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