認知症は、自分が無くなるわけではない!
今日は、曇りの予報でしたがとっても天気が良い1日でした~
そして、長いゴールデンウィークでお休みだった人も仕事始まりでしょうか。
こんにちは。
無添加サプリ通販「サプリ缶」店長&沖縄好き健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
先日「認知症を学ぶ」という講座に参加して、認知症の方の治療に携わっている先生からお話しを伺ってきたので、皆さんに紹介しますね。
認知症は怖いものなのか?
同じことを何度も聞く、優しかったのに突然、暴力をふるう、人格が違った人のように話す・・・など認知症の方を表現するのをよく耳にしますし、テレビなどでも情報が流れています。
自分が自分でなくなる、人ではなくなる、認知症になったらすべてが終わりになるようなイメージがあって恐いと思われがちです。でも実は、認知症になっても変わらなくて、その人はその人なんです。
記憶が薄らいだり覚えることが多少は不得意になりますが、別人になるわけではないのです。
恐いのは、テレビなどを通じて、自分が壊れることをイメージさせられているからではないでしょうか。
認知症の症状
認知症の症状は、中核症状と周辺症状があることを、本で読んだり講座で勉強したり、ネットで調べたりして、そういうものなんだと思ってました。
詳しくはこちらをお読みくださいね。
認知症って、どんな症状になる?
今回の勉強会では、面白いことを伺いました。
中核症状と周辺症状というのは、認知症を介護する人やお医者様、周りの人が生み出した概念でしかないのです。
例えば、暴言はその場限りのケアの結果だ、ということです。
私たちは人と人とのコミュニケーションで生きています。
健常者の私たちは、相手が怒っていたら、こちらは恐くなったり逃げたりしますし、自分の居やすい場所を探します。
認知症の人も同じなんです。
「どうして出来ないの?」と聞いただけでも、怒ったように聞こえてしまうのです。
そして怒られたことに対して暴言を吐いたり、外に出て行ったりしてしまいます。
とても言葉に敏感になるんです。
今の治療は大半が薬
認知症と診断されると、大半は薬を処方します。
それは、その方のためというより、周りの介護している人や家族の人から見た困った症状を抑えるためのものです。
精神薬なども処方され、多剤投与も問題となっています。
根本的な治療はおざなりにされたまま、現在の医療制度やお薬だけでは、対応できない状況です。
でもこんな中で、素晴らしい「お福の会」という活動を行っている医療従事者もいます。
お福の会
「お福の会」宣言
人は、人として生まれ、人として死ぬ。
そして、その過程で誰もが認知症という病に遭遇する可能性をもっている。
かつて、認知症になると、「人格が崩壊する」「こころが失われる」
と恐れられた時代があった。
だが、今や私たちは知っている。
認知症になっても自分は自分であり続けることを。
月が欠けているように見えても、月が丸いことに変わりはないのと同じである。
自分が、認知症になっても、家族の一員、社会の一員として、友人として、権利と義務とを有する国民の一人として、生活を続け、人生を全うしたい。
同じように、家族や友人が認知症になっても、ともに人生の旅路を歩き続けたい。
「お福の会」は、そういう思いをもつ市民が、本人や家族、医療、介護、行政、その他の立場を超えて集う場である。
認知症になっても、生活の主体者として人生を全うできるように、私たちは力を尽くしたい。
私たちに出来ること
認知症がどういうものであるか、もっと知ることで、認知症=患者ではなく、認知症を抱える人としてみることが大事です。
対応ばかりがフォーカスされますが、困っているのは周りの人ではなく、認知症を抱える人なのです。
認知症の人には、話をよく聞いて一緒にできることを探しましょう。
昔話を聞く・・・それだけでも、その方の気持ちは癒されます。
そして、脳の機能がいつまでも保たれるよう、食事で栄養をとったり外出して脳に刺激をあげることも忘れないで下さい。
食べ物のこと、健康のこと…ちょっと聞きたいなって思ったら
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まとめ
認知症になってから結婚した方もいるようです。
忘れることも多くなりますが、花を愛でたり、今までと違ったことができる可能性があるんです。
その方の可能性を、いくつになっても引きだせる社会であれば良いですね。
高齢化社会に向けて、制度も人の気持ちもどんどん分かっていかなければなりません。
住みよい社会にしましょう!