手作り味噌の食べごろは?
こんにちは。
沖縄好き、発酵食品コーディネーターの名畑(@NozomiNabata)です。
毎月手作り味噌教室を行っていますが、作っている方の関心ごとの一番は、今日作った味噌はいつから食べられるのか?ということです。
市販のものは、買った時から食べられるので、手作りしたものはどうなのかと疑問を持つ方も多いですね。
手作り味噌の食べごろっていつ?
食べごろは、味見をして「美味しい」と感じた時です。
手作り味噌は実は作った時点でも食べることができます。
<作りたての白い味噌>
ちょっと塩がきつい感じになりますが、混ざった時点でもう立派なお味噌なのです。
参加者の方には、3ヶ月から6ヶ月ぐらいと説明していますが、作った季節、保管している部屋の温度、味覚などによって大きく違ってきます。
3ヶ月経った味噌が美味しいと感じる人もいれば、熟成が足りないと感じる人もいます。
柿を例にとってみましょう。
固~~い柿が好きな人、ジュクジュクに柔らかくなるまで熟してから食べる方と人によって柿でさえ好みがちがいますよね。
手作り味噌も同じで、熟成が浅い方が好きな人とよく熟成させて何年も寝かせてからが好きな方もいます。
出来た証は、何年の何月からではなく、食べる人が「美味しい」と思った時なのです。
しっかり熟成してないと使えない?
熟成が未完成の味噌は、味噌汁としては少しコクが足らないような気がしますが、成長過程のため発酵の力が凄いです。
例えば、お肉などを漬けると、とても柔らかく仕上がります。
<作りかけの味噌で味噌漬けにしてみた>
何か味が足らない!というときにも、隠し味に足してみると成功する場合が多いそうですよ。
出来た合図って?
発酵が進んでくると、白かった味噌が少し茶色になってきます。
そして、だんだんと食べごろになると味噌のいい香りがしだして、「そろそろ味見して~~~」とサインを出してくれます。
味噌のサインを感じたら味見をしてみてくださいね。
味見して「美味しい」と思ったら冷蔵庫へ、もう少し熟成させたいと思ったら常温で育てて様子を見ましょう!