コレステロールって低いほうがいいの?

こんにちは。
沖縄好き、ゆるゆる健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。

健康診断で、よく引っかかるのがコレステロールです。
今までは、コレステロール値は低いほうが良いというのが常識でした。
でも、最近ではコレステロール値が高いほうがガンになりにくく、長生きすると言うデータも多く報告されているんですよ。
20140617

 

日本人35-70歳の5万人を対象に6年間行われた試験によると
☆死亡率が低いのは総コレステロール200-279mg/dl
☆総コレステロール値が高くても低くても死亡リスクは高くなるが、低いほうがより死亡リスクが高い
☆総コレステロール値が低いほどガン死亡者が増える。総コレステロール値180mg/dl未満は、280mg/dl以上の5倍になる
日本脂質介入試験より抜粋

 
コレステロールの80%は肝臓で作られ、全身を回りながら、免疫を高めて高めて生きます。
コレステロール値が減るということは、身体を守るための材料がないという証拠で、病気にかかりやすくなるというしるしです。
残りの20%は食べ物から作られ脳に回されます。
脳は生きていくための体中をコントロールする大事な場所です。
脳の30%ほどは、コレステロールで出来ていて、身体の中で一番コレステロールが多い場所なんです。
コレステロール値が高い人のほうが、年を重ねても頭の回転が速く、低いと脳の働きが鈍ってしまって思考力が衰えたり、うつ状態になることもあるんですよ。
もう一つ、コレステロールが足りないと、脳の血管がダメージを受けやすくなって脳卒中のリスクも高まります。
こうやって見ると、ちょっと高めがいい感じじゃないでしょうか。
 
標準のコレステロール値はこちらです。
標準とされているのは総コレステロール値
(男性) 151~254mg/dl
(女性 30~44歳) 145~238mg/dl
(女性 45~64歳) 163~273mg/dl
(女性 65~80歳) 175~280mg/dl
この数値も、あくまでも基準です。

 
年を追うごとに、身体を守ろうとして増えていくのがコレステロールです。
それが自然なのです。
血圧が高いのも全身を血液が流れるため、コレステロールが高いのも免疫を高めているためです。
持病が無い限り、低さを求めすぎると返って、病気や認知症をもたらすこともあります。
 

昔は、イカが良くないとか、卵がダメ~とか言われ、さんざんと悪者にされてました。
でもね。気にする持病が無ければ、アレだめ、コレだめと考えずに、腹八分目で自然な食べ物を食べて、笑顔で過ごすほうが良いんじゃないかしら。
季節のものを美味しく食べましょう。

 

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名畑 のぞみ

名畑 のぞみ

山形県庄内町出身、横浜在住。 病院に医療事務として勤務後、健康食品の会社に勤務。 子供のアトピーや、親の胃がん、脳梗塞などから、病気にならないには何がいいのか、どうしたらいいのかを深く追求し始める。 サプリメントアドバイザー、フードライフコーディネーターの資格を持ち健康食プロデューサーとして日々食のことを発信しています。 人は食べ物から出来ているので、体に合った良いものを食べればおのずと病気も遠ざかります。忘れがちなことを、いつものご飯から改善して家族の笑顔を守ろうと活動をしています。 ・講演 ・脳にいい簡単レシピの提案、健康料理の記事制作 ・健康料理教室の主催 ・各種イベントの企画などの活動しています。 お気軽にお声かけください。 詳しくは「名畑プロフィール」をご覧ください。

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