認知症になっても、感情を失ってはいないと知ってください
こんにちは。
無添加サプリ通販「サプリ缶」店長&沖縄好き健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
介護する側から見た症状
認知症になったら、何も分からなくなる・・・そんな風に5年ほど前までは言われていました。
認知症にかかる人の絶対数が少ないため、実際に罹っている人からの意見はほとんど聞けず、介護している側からの意見ばかりが大きく取り上げられていました。
記憶をはじめとする知的機能の低下から始まり、怒りっぽくなるとか、一人でうろうろして回るとか、お財布を盗んだなどと言い出すといった、困った症状ばかり取りざたされていました。
これはすべて介護している側からの意見なのです。
やりすぎていませんか?
認知症と診断される前の、何でも行動的に物事を行う家族の人と今を比べていませんか?
以前はあんなに出来る人だったから、訓練のために一役買おうとして、「あなたの誕生日は?」「今朝食べたものは?」「どうして出来ないの?」など、問い詰めるような言葉を発していないでしょうか。
家族のための思っていることが、当事者にとっては苦痛です。
いつも怒られるから、ここに居ないほうがいいと考えて徘徊をしてしまいます。
忘れたことに対して、駄目なこととレッテルを貼らないでくださいね。
否定をすると症状がますます進んでしまって、コミュニケーションが取れなくなることもあります。
介護される側の気持ち
当の本人は、記憶が低下したことで、毎日の生活で不安や混乱が起こりやすくなって、自分でもどうしたら良いのか分からない状況です。
前はすんなり出来ていたことが、出来なくなっていることは自覚もしていて、自分にも腹が立っているのに、重ねて失敗を家族に指摘されると、怒られ、責められた気持ちになるといいます。
記憶力は低下しても、感じる心は低下しないんです。
いつも家族や誰かの役に立ちたい、家族の中に居たいと考えています。
人間らしく、社会生活を送りたいのです。
認知症だからといって、すべての家事や仕事を取り上げないでください。
私たち人間は、誰かの役に立っているとき、幸せを感じますよね。
認知症であってもなくても、その部分は全く変わらないのです。
言葉が出にくくなったり、気持ちを表現することに時間がかかったりしますが、じっくり待って気持ちを聞いてみてくださいね。
健康のこと料理のこと…ちょっと聞きたいなって思ったら
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まとめ
認知症はアルツハイマー型であれば、ゆっくり進行して行きますので、脳に栄養を与えることや外出などで脳に刺激を与えることも進行を抑えるために大切です。
その人の気持ちは何も変わっていないのですから、頭から否定をせずに、話を聞くことから始めてくださいね。