認知症の徘徊をなるべく無くすには
今日も1日、うだるような暑さの関東地方でした。
この時期は何をするにも疲れてしまうので、何でも休み休み、ゆとりを持ってやりたいですよね。
こんにちは。
無添加サプリ通販「サプリ缶」店長&沖縄好き健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
夕方になると無性に寂しくなったりしますよね。
特に、日曜の夕方は「お休みが終わってしまった・・・」感覚があり、誰でも寂しい感じがあるのではないでしょうか。
認知症の人も実は同じなんです。
今回は徘徊をなるべく無くす方法についてです。
どうして認知症の人は徘徊するの?
あまりよく知らない場所で道に迷ってしまって、帰ってくることができず歩き回ってしまう徘徊。
若い頃は1回で覚えられた道も、覚えることが出来ないために起こります。
出かける動機は色々です。
ちょっと散歩に行きたかったり、買い物に行きたかったり、居心地が悪かったり・・・出かける先を決めていたはずなのに、歩いているうちに何処に行くのか何をしたかったのかを忘れてしまいます。
徘徊という言葉は、第三者がつけた行動名です。
誰も徘徊して、困らせようとしてするわけではないのです。
徘徊が多いのは夕方
夕方になるとソワソワして落ち着かなくなったり、イライラして「ソロソロ家に帰る!」と言って外出しようとするのは認知症に関わる人の間ではよく知られていて、「夕暮れ症候群」と呼ばれています。
夕方は、夕飯の時間をある程度決めていることで、支度を間に合わせようと主婦は大忙しの時間です。
そんな時間帯は、「いつまでもここに居ていいのかしら?」とか「何かしなくちゃいけないかしら?」と認知症の方も、落ち着かない気持ちになります。
気持ちって伝わりますからね。
でも、介護ばかりに時間を割いていられないのも現実問題です。
そんな気持ちが伝わり、夕暮れ症候群を生む一因ともなっているようです。
ソワソワし始めたときの対応法
好きなことをしてもらう
ご本人が好きなことをしていたり、夢中になっているときは「夕暮れ症候群」は起こりにくいようです。
なるべくこの時間に、ご本人の好きなことをしてもらうよう1日のスケジュールを組みましょう。
会話の中に入ってもらう
ご本人が夕方に一人でいることが無いように用事をしながら積極的に話しかけてください。
話の内容は、ご本人向けでなくても、語尾に「ねえ、お母さん」と付けるだけでも、疎外感がなくなります。
笑顔を向けることも大切です。
お茶やおやつをたべてもらう
空腹感がソワソワ気分を生み出すこともあるので、お茶やお菓子、果物や軽食などで少しお腹を満たしてあげてください。
出来れば、一緒にお茶を飲めば、より気持ちが和らぎます。
一度「要らない」と言われても、何度か誘ってみてください。
家事をやってもらう
お母さんの好きな家事は何でしょうか?
認知症になったからと言って、危ないからと言ってすべて取り上げるのではなく、できることをやってもらいましょう。
得意なことは、イキイキとやってくれるはずです。
健康のこと料理のこと…ちょっと聞きたいなって思ったら
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まとめ
認知症の人は、分からなくなったから家を出るのではありません。
何かしらの理由があって、今の場所から離れようとしているのです。
ゆっくり理由を聞いてみてくださいね。
そして家事で出来ることを、お願いしてみてください。
特に「夕暮れ症候群」が起きやすい時間帯の夕飯作りも、すべて自分でやろうとしないで、お母さんができることを手伝ってもらってください。
野菜を洗うことやお米を研ぐことなど、なんでも良いんです。
家族の役に立っていることが、笑顔を呼びます。
家族の笑顔に出会えることそして、自分が役に立っていることが認知症の人にとって何よりの幸せです。