認知症の人が毎日同じものを買ってきたときの対応

こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。

今日は認知症の方への対応方法の話しです。

認知症の人は、同じものをたくさん買い込んでしまうことがあります。
それは、買ったことを忘れてしまったり、判断力が低下するためです。

なぜ同じものを買ってくるのか

認知症の中核症状に「記憶障害」があります。
詳しくはこちら→認知症って、どんな症状になる?
特にアルツハイマー病では、初期の頃から症状が現われます。
脳に異変が起こり、海馬の働きに障害が起こるため、
新しいことを覚えることが苦手になります。
少し前の出来事も覚えていないので、何度も聞いたり、
同じ話をするようになるのです。

良くない対応

「たくさんあるでしょ!」と強く言ったり
「どうして何度も同じものばかり買ってくるの!」などと
否定的な言葉をかけてしまいがちです。
本人も忘れている事にショックを受けていたり不安になってますから
しかったりするのはやめて下さいね。
しかっても何の解決にもなりません。
間違いを厳しく指摘されたり、否定的な対応をされると
不安になったり気持ちが混乱して症状が悪化する場合があります。

やってほしい対応

カレンダーや張り紙などを利用して、数日前に買い物をしたことを
思い出しやすくします。
20150126-1
これはほんの一例。
簡単なメモでいいんです。

本人が居る場所やよく見るところに用件を張っておくのもいいですね。
また、お店の人に事情を話して、「売り切れちゃったんです」などと
対応してもらうのも一つの手です。

認知症にかかった方への介護は、本当に苦労の連続です。
日ごと進行してしまう姿を見てしまうと、心穏やかでは居られませんが
あなたがゆとりを持って接することが一番の介護です。
時には距離を置いたり、公的なサービスを受けたり
あなた自身が笑顔でいられるよう、一つ一つ考えましょう。

 

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まとめ

昔のしゃんとしたお母さんと比べてしまって、
出来ない事に腹を立てるのはなしにしましょう。
あなたの前に居るお母さんは、認知症という病気で困っている方です。
今のお母さんが困っていること、手を貸して欲しいことに
ちょっとだけ寄り添いましょう。

名畑 のぞみ

名畑 のぞみ

山形県庄内町出身、横浜在住。 病院に医療事務として勤務後、健康食品の会社に勤務。 子供のアトピーや、親の胃がん、脳梗塞などから、病気にならないには何がいいのか、どうしたらいいのかを深く追求し始める。 サプリメントアドバイザー、フードライフコーディネーターの資格を持ち健康食プロデューサーとして日々食のことを発信しています。 人は食べ物から出来ているので、体に合った良いものを食べればおのずと病気も遠ざかります。忘れがちなことを、いつものご飯から改善して家族の笑顔を守ろうと活動をしています。 ・講演 ・脳にいい簡単レシピの提案、健康料理の記事制作 ・健康料理教室の主催 ・各種イベントの企画などの活動しています。 お気軽にお声かけください。 詳しくは「名畑プロフィール」をご覧ください。

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