認知症予防のために、「8020」を目標にしませんか?

こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。

今日は大切な「歯」の話です。

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8020(はちまるにいまる)って何?

生涯を通じて自分の歯で食事の種類を問わずに噛めるには、最低20本の歯が必要となります。
20本のうち1本欠けただけで、咀嚼力(そしゃくりょく=噛み砕く力)が違ってきます。
「8020」は、80歳になっても自分の歯を20本以上保ちましょうという運動です。
現状の日本は、長寿国なのに、80歳の方の歯の数は平均6-7本。
諸外国では、20本の歯をしっかり残しているんです。

歯がなくなることは、何がいけないのか

口の中の働きは、噛む・飲み込む・発音する・分泌するなどです。
この働きが衰えると食べられるものが限られてしまい、栄養不良から筋力や免疫力が低下して、貧血や骨折、色々な病気にかかりやすくなります。
また歯がないことで会話がしにくくなり、人との付き合いも消極的になります。
高齢者の場合、これが続くと体力だけでなく、脳の機能も衰えてきます。

噛むことは脳の活性化を促します

食べ物を噛むことで歯の根っこを覆う歯根膜がその力をキャッチして、三叉神経を経由し記憶・思考・意欲・運動・感覚を支配する脳の領域に信号が伝わります。
すると記憶や学習能力を司るアセチルコリンと言う物質が増え、脳が活性化するのです。

歯の無くなる一番の原因は歯周病

小さい頃から虫歯にならないように気をつけますよね。
虫歯になったら歯医者さんで治療する人がほとんどでしょう。
でも、歯周病になったらどうですか?
歯周病って知らないうちに進行しますから、「なんだか歯がグラグラする」なんて気がついたときには遅かったなんて話も聞きます。
そして歯周病は、歯を失う原因となるだけでなく、歯周病菌が動脈硬化を促すため血管性認知症のリスクも高めてしまうんです。
マウスの実験では、歯周病がアルツハイマー病を悪化させる・・・なんて報告もあります。

認知症予防のために、口の中をしっかりケアしましょう

歯磨きは、習慣にしている人が多いと思います。
歯周病のために、歯をゴシゴシと研磨剤入りの歯磨き粉で1日3回磨くのはちょっとお勧めしません。
歯磨き粉は、使いすぎると歯のエナメル質を削っていきます。
使うのは1日1回でも良いようです。
もし1日3回磨きたかったら、後の2回は研磨剤の入っていない歯磨き粉か、お塩などで磨いてください。
何より歯磨きだけでは、歯周病を防ぐことはできません。

歯磨きの後、口の中をぶくぶくとゆすぎますよね。
そのぶくぶくをしっかりとやること、そして何より添加物の無い口内液などを使う方法もあります。
毎日少しずつのケアが大切です。
歯磨き+αで、お口の中をしっかりケアして、歯周病そして認知症を遠ざけましょう。

 

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まとめ

今は入れ歯という便利なものもあります。
でも、入れ歯で食べると食べ物の味が別に感じると聞いたことがあります。
なるべく自分の歯で、しっかりとおいしいものが食べたいですよね。
そのためにお口の中のケアをもう一度考えてはいかがでしょうか。
歯のため、健康のためだけでなく、認知症予防になりますよ。

名畑 のぞみ

名畑 のぞみ

山形県庄内町出身、横浜在住。 病院に医療事務として勤務後、健康食品の会社に勤務。 子供のアトピーや、親の胃がん、脳梗塞などから、病気にならないには何がいいのか、どうしたらいいのかを深く追求し始める。 サプリメントアドバイザー、フードライフコーディネーターの資格を持ち健康食プロデューサーとして日々食のことを発信しています。 人は食べ物から出来ているので、体に合った良いものを食べればおのずと病気も遠ざかります。忘れがちなことを、いつものご飯から改善して家族の笑顔を守ろうと活動をしています。 ・講演 ・脳にいい簡単レシピの提案、健康料理の記事制作 ・健康料理教室の主催 ・各種イベントの企画などの活動しています。 お気軽にお声かけください。 詳しくは「名畑プロフィール」をご覧ください。

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