脳梗塞の早期発見方法の「FAST」を知ってください!
こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
タレントの磯野貴理子さんが脳梗塞で入院したというニュースを見ました。
磯野さんは50歳。
若い人でも突然脳梗塞にかかってしまうのは、決して稀ではないのです。
今日は脳梗塞の早期発見方「FAST」のお話です。
脳梗塞は何が恐いのか
脳梗塞は血管の中で血栓が詰まる病気です。
血栓によって、脳の中の血流がふさがれてしまって、酸素や血液が行かなくなり脳はダメージを受けます。
そのダメージによっては、脳血管性認知症になってしまう場合があるんです。
脳血管性認知症は、脳血管障害で脳がダメージを受けた部位によって症状が微妙に異なります。
めまい、しびれ、言語障害、麻痺、感情失禁(涙もろくなる)、知的能力の低下、判断力の低下などが症状として表われます。
自分の体を自分で動かせなくなる、話す事さえ出来なくなる恐い病気の原因なのです。
脳梗塞は、誰の脳でも起こっている現象です。
大切な家族がある日、突然に襲われる病気、脳梗塞。
でも、治療が早ければ、その後の生活も、普通に過ごせることが出来るんです。
その簡単な見分け方を、今日は紹介させてくださいね。
「FAST」って何?
イギリスで「FAST」というキャンペーンを行ったところ、脳梗塞の早期発見が格段に増えた結果があります。
とっても簡単で覚えやすいので、ぜひ覚えてくださいね。
脳梗塞は、発症時間から短ければ短いほど、治療方法が広がります。
どんな病気もそうですが、脳梗塞の場合は特に1分1秒を争うと考えてください。
FASTのFは、フェイスのF
脳梗塞は顔の麻痺が現れます。
顔の片側が下がる、ゆがむ、「イー」と言えないなどです。
FASTのAは、アームのA
目を閉じて、手のひらを上にして、水平に伸ばします。
脳梗塞の場合は、麻痺が出ている腕が下がり、手のひらが内側に戻ってきます。
FASTのSは、スピーチのS
「らりるれろ」「ぱぴぷぺぽ」などが、うまく言えず、ろれつが回らない話し方になります。
FASTのTは、時間のT
上の3つの症状の1つでも当てはまる場合は、発症した時刻を確認して、すぐに119番へ連絡してください。
時間によって治療内容が変わってくるので、時間を覚えておいて、お医者様に伝えてください。
顔・腕・ろれつ…この3つが、早期発見のポイントです。
脳梗塞の発見は、家族の存在がとても重要になります。
自分は大丈夫、たいした事はないと思っても、顔のゆがみや、些細なサインを、家族は見つけることが出来るのです。
一旦、症状が出ても治まる場合がありますが、大丈夫と思わないで、必ず、必ず受診してくださいね。
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まとめ
2年前に亡くなった父は、脳梗塞を発症してから、12時間経ってから病院に行きました。
重度の後遺症で、食べる事も、話すことも、そして大好きなお酒を一滴も飲むことなく、1年間をベッドの上で過ごして亡くなりました。
亡くなって何年もたちますが、今でも、何とかできなかったのかって後悔しています。
本人や同居の家族が、脳梗塞の事をもう少し知っていれば…と。
脳梗塞で体の自由を失い、辛い思いをする人が少しでもなくなることを切に願い、皆さんに広めたいという思いでいっぱいです。
どうかFASTのこと、覚えてくださいね。