認知症予防とコレステロールの関係って?
こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
今日は60歳以上の方のためのコレステロールの話です。
お腹にたっぷりと溜まった内臓脂肪。
脂身たっぷりとなったメタボリック症候群は、肥満症や糖尿病、高血圧などを併発して、動脈硬化の引き金になるので、コレステロールの値がちょっとでも高いと、健康診断などでは「メタボ予防」を厳しく注意されちゃいます。
そのため、コレステロール値を何とか下げようとして、肉などを一切食べず、野菜などで済ませてませんか?
それは、脳にとって良くないんです。
コレステロールが少ないと老化が進む
コレステロール値を上げるのは脂肪を含む肉ではないんです。
血中コレステロールの80%は、食べたものからではなく自分の体内で作られたもの。
お肉を食べたからってコレステロールが上がるわけではないのです。
コレステロールは脂質の一つで、身体の中の細胞を作る大切な役割があります。
コレステロールがないと、しなやかな血管も作られないのです。
また、細胞の再生が上手くいかなくなって、老化が進んでしまいます。
コレステロールが少ないと認知症になりやすい
コレステロールから作られるエストロゲンという女性ホルモン。
これは男性にもありますよ。
このエストロゲンは骨粗しょう症やアルツハイマー病を予防する働きがあります。
コレステロールが少ないと、このエストロゲンの作られる量も少なくなります。
つまり少ないと、スカスカの骨や認知症になりやすいということですよね。
コレステロールが少ないとウツになりやすい
コレステロールが血中に少ないと、気持ちが下がってウツ症状になることもあります。
これはセロトニンという神経伝達物質が関係しています。
年をとって、やる気が出なかったり、落ち込む気持ちが増えてきたらセロトニンが不足しているかもしれません。
もちろん、コレステロール→メタボ→動脈硬化の図式は正しいのですが、そればかりを考えて食事制限をしすぎは良くありません。
食べ過ぎ飲みすぎは慎むとして、楽しい食事、会話、美味しいお酒を楽しむ事のほうが脳には良い刺激です。
無理に我慢して、食事制限をしてイライラを募らせるより、あまり気にせず食べて飲んで発散したほうがよっぽど健康的です。
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まとめ
60歳以上の方限定のコレステロール応援の記事でした。
「メタボは動脈硬化の原因の一つになる」とはいっても、メタボを気にしすぎて食事制限をしすぎると良くないです。
今度は別の病気を呼んでしまうことになります。
60歳を過ぎたら、健康診断の正常値にこだわりすぎず、楽しい食事を楽しむことが大切です。