味噌は食べるだけじゃなく、作ることでも元気になる!
こんにちは。
沖縄好き、楽食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
先日、お味噌作りに行って来ました~~
同じマンションに住む方が大きなタッパーを持っていたので、「大きな荷物ですね。どちらにいらっしゃるんですか?」と聞いたら、「お友達のところで一緒にお味噌を作ってくるの。お味噌作りにいい季節になりましたね」って笑顔で答えてくださいました。
お味噌を作る方が多くて嬉しくなっちゃいました。
冬も寒い寒い!だけじゃなく、お味噌を作れる季節とおっしゃってて、季節を愛でる姿って本当に素敵です。
さて、今回うかがったのは東京の高田馬場。
主催したお味噌の教室の日時が合わなかったけど、どうしても作りたい!というリクエストをいただき伺ってきました。
美味しい味噌を少しでも多くの人に体感してそして作って欲しいので、リクエストをいただいたときはとても嬉しかったんですよ。
伺う前日に神奈川県津久井産の固定種大豆を柔らかく煮て、当日はお塩と糀を持っていくので、それを混ぜてもらうだけのお楽しみです。
お味噌を作る工程の途中、お豆のうんちくやお塩のことや、糀のアレコレをい語りますが、不要な方はスルーしてひたすら混ぜてもらいます(笑)
今回用意したのは、神奈川県産津久井の大豆←とっても美味しいから。
山形の糀←私の実家の近くで作られたもので、とっても美味しいから。
沖縄の塩←私の大好きな沖縄の美味しいお塩。
3つをセレクトして持参しました。
今回作る米味噌は、大豆、塩、糀の3つで出来ているから、美味しい味噌にするには、美味しい原材料にすることが絶対条件なんです。
味のあまりよくない大豆から美味しい味噌が出来るでしょうか。
ナトリウムだけの塩で美味しい味噌が出来るでしょうか。
発酵の力の弱い糀で美味しい味噌が出来るでしょうか。
答えはすべてNoです。
材料が少なくて済むからこそ、材料の美味しさが大事になってくるんです。
お味噌を作る前に、煮ただけの大豆を味見してもらったり、大豆の煮汁を飲んでもらったら、美味しさにビックリしてました。
本当に大豆本来の甘い味がするんです!
大豆をつぶしている間は、子供の頃の粘土をこねていた楽しい思い出を思い出したように笑顔になっていらっしゃいましたよ。
手を使ってつぶすことなんてあまりしないですからね。
それも素手で。
私たちの体は常在菌が身体を守ってくれています。
手にいる常在菌を味噌に混めることで、お味噌が自分の味になって美味しくなるんです。
菌を何でもかんでも悪いものと決め付けて、遠ざけよう遠ざけようとして除菌をひたすらやるより、菌を味方につけたほうがどんなに自然なことで、元気になることか!
だから普段の生活でも、除菌○○というのはあまり使わないようにしています。
お味噌も糀という菌の力で発酵してもらう美味しい作品です。
自然に発酵した食べ物を食べる事こそ、健康に繋がると思うんですよね。
お味噌を作りながら、お話に夢中になって作業途中の写真を撮り忘れてしました(苦笑)
でも、40分ほどで、美味しい味噌の原型が出来ましたよ。
あとは、時間が美味しくしてくれるはずです。
時々「美味しくなれ」と撫でてもらえば、いっそう美味しくなるはずです。
お味噌を混ぜていたら、手も何だかスベスベになるんですよ。
大豆や糀が手をパックする効果があるんでしょうね。
モチモチになった手を見ながら嬉しそうに微笑んでいらっしゃいました。
お味噌を食べて元気になるだけでなく、お味噌を作ることはリラックス効果や癒し効果、手を綺麗にする効果満載だな~~と今回感じました。
作りたい方はお気軽に声をかけてくださいね。
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次回は2月24日、醬油の世界に潜入します。
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