認知症になっても住みやすい社会へ
こんにちは。
無添加サプリ通販「サプリ缶」店長&沖縄好き健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
昨日は、認知症サポーターフォローアップ講座を受講してきました。
認知症の方への接し方を更に詳しく勉強してきましたよ。
写真は認知症サポーターが着けるゴムリングです。
認知症サポーターとは
今、認知症は、85歳以上では、3人に1人が発症するといわれています。
認知症に対する偏見や誤解をなくして、認知症になっても安心して地域で暮らせるよう、2005年から「認知症を知り地域を作る10ヵ年」というキャンペーンが始まりました。
それが始まってちょうど10年目にあたります。
認知症を知って、困っている人の手や杖となれるよう2時間ほどの講座を受けてサポーターとなります。
何かアクションを起こすのではなく、認知症について正しく理解して、偏見を持たず認知症の人や家族を温かい目で見守ることが認知症サポーターの仕事です。
そして身近に困ったいる人がいたら、自分にできることをやっていこうという応援者なのです。
実際のトラブル
一番多いのは、ゴミの分別のトラブルです。
認知症であるかどうかは、外から見て判断できることではありません。
以前はしっかりゴミの分別が出来ていても、認知症になると分けることができなくなってします。
ゴミを出すものの、分別しないで出してしまうことで、ゴミ収集はしてもらえずその場に置き去りになります。
近所の人は、「ちゃんと分別して出してください!」と言っても分別できないのです。
本人には「ゴミを出すと怒られてしまう」という感情だけ残って、今度はゴミを出さなくなりゴミ屋敷になってしまうこともあるようです。
分別せずに出してくる人に出会ったら、「また一緒に出して~~」などと怒らず、まずはゆっくりと優しく声をかけてあげてください。
「今日は暑いわね」などでもいいのです。
それから「今日は生ゴミの日なのよ。大丈夫かしら?」と聞いてあげてください。
どうしても分別が出来ない場合は、「今度ゴミの日の朝に伺うから一緒に出しましょう」などと声をかけるだけで、トラブルが解消されます。
「あの人はゴミの分別をしない人」と決め付けず、ゴミの分別が出来ず困っている人という認識をして、優しく対応してくださいね。
広がれ認知症サポーターの輪!
私の住む横浜鶴見では、認知症サポータの輪が広がっています。
この地域で、認知症のため徘徊をして亡くなるという痛ましい事件を1件も起こさないようにみんなで支え合いたいという意識でやっていることを伺いました。
JR鶴見駅の職員や小学校、中学校・・・色々な方々が何度も認知症サポーターの講座を受けることも多いようです。
こういった活動が全国に広がって、歳をとっても安心して住める社会になるといいですね。
私たちは、人と人との繋がりで生かされています。
赤ちゃんや大人、老人にも優しい地域になって、笑顔で暮らせる社会を一緒に目指しましょう!
健康のこと料理のこと…ちょっと聞きたいなって思ったら
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まとめ
認知症の人は、何も分からない人ではありません。
その状況にどう対応したら言いか困って不安に思っている人なのです。
困っている人がいたら、声をかけてあげてくださいね。
後ろからではビックリするので、前から目線を合わせてゆっくりと話しかけてください。
急がせないこと、驚かせないこと、否定しないこと、自尊心を傷つけないこと、の4つに気をつけて接してあげてください。
それから、何よりも大切なのは、自分が認知症にならないよう気をつけることです。
脳にいい栄養をとったり、水分をしっかり摂る、睡眠、ちょっとした運動など毎日の生活の中で脳のためにできることはたくさんあります。
脳にいいことたくさんしましょうね!