甘かったな･･･私

by 名畑のぞみ · 公開 2015年3月23日 · 更新済み 2020年8月24日

こんにちは。　
無添加サプリ通販「サプリ缶」店長＆沖縄好き健康アドバイザーの名畑（なばた）のぞみです。

今日は、私の反省文です(苦笑）

仕事柄、健康や認知症に関する本を読む機会がとても多いんです。
ブログを書いて発信しているからには、色々な話をお伝えしたいと強く思ってます。

健康に関しては、20代から本を読み漁っていたので、健康本を選ぶ基準が何となく決まってるんですね。

でも、認知症関連の本は、最近になってたくさん出版されるようになりました。
しかも、｢認知症になると、こんなに恐い」という話がクローズアップされている本も多いんです。
本を出版する方が、お医者様や学者の人達が多いせいでしょうか、理論的に書かれているものが目に付きます。
海馬がどうとか、シナプスがとうとか・・・。

その中で出会ったこの本は衝撃的でした。

認知症の方の｢心」を中心に描かれていました。
介護ホーム、医療、家族･･･問題は色々ありますが、｢世の中が何とかしてくれる｣ではなく、一人ひとりが認知症を知る努力をしていくことが大事なんです。
年をとれば多少の記憶違いや物忘れは誰にでもあります。
認知症としてくくって、危ないから何もさせないといった扱いをすることが問題です。

たくさんの人に認知症について、ちゃんと知ってもらいたいと思って、本に書いてある老人ホームを見学してみたいと思いつきました。
このホームは、｢患者さんのどんな行為にも理由がある」という考えで、｢叱らない」｢許容する」｢拘束しない」で気持ちに向き合う介護をしているそうなんです。
私がこのホームに伺って、色々な事例をたくさんの方にお伝えする事で、認知症の方へ付き合い方や現状を知ってもらうことが大切だと思い込んでしまいました。
でも、この考えは、失敗でした。

電話口で、ホームの責任者の方に教えていただきました。
ホームは、｢認知症の方の家である」と。
他人が入ってきたら、どう思うか考えてくださいと。

この言葉を伺って、頭の中が破裂した感じがしました。
良かれと思っていたことが、私の行動で迷惑をする人がいることを知りました。
認知症の方を守りたいという気持ちと配慮が欠けていたわけです。
深く反省、私。

ここからが挽回です。
認知症の方を大切にしながら、優しい社会にするためにどうしたらいいか、行動していきます。