沖縄に行ったらここに行こう!生まれ変わった津嘉山酒造所!!
こんにちは。
沖縄好き、楽食アドバイザーの名畑(@NozomiNabata)です。
私がこよなく愛する泡盛!
それは飲んでも二日酔いにならないから!
行ってきたのはこちら、沖縄本島北部にある津嘉山酒造さんです。
こちらで造っている泡盛が「國華(こっか)」というお酒で、私が大好きな銘柄なんです。
原材料がシンプルなところが二日酔いにならない要因になると思うんですよね。
泡盛で美味しい!と思ったのは國華が初めてだったのです。
その美味しい國華のルーツを求めて沖縄に行ったのが2014年ですからもう4年前になります。
2014年に伺ったときは、母屋と工場が解体されている状態でした。
話しをよく伺うと、酒造所と家が一体化されているところは日本広しといえどもここ津嘉山酒造所さんしかないということで「重要文化財」に指定され、木材に1本1本印をつけては解体しているところだったのです。
その大変な中でも工場見学をさせていただき、戦前戦後からの津嘉山酒造所のお話をたくさん聞かせていただきました。
千葉県出身の杜氏さんと♪
津嘉山酒造所産ができたときの当時の写真も見せてもらいました。
白黒の写真ですが、大きな車の後ろには広い赤瓦の工場と母屋が続いていて、当時でも珍しい写真のようです。
さて、沖縄戦が始まった頃、アメリカ軍は津嘉山酒造所の建物を沖縄北部の拠点にしようと、津嘉山酒造所以外の民家をすべて空爆して焼け野原にしました。
津嘉山酒造所は、酒造りの場ではなく当時は司令室と変わり、アメリカ軍に占拠されたとも伺いました。
今でも残るOFFICERSの手書きの文字は、当時のアメリカ軍の方が書いた文字です。
解体された翌年の2015年にもお邪魔しました。
新しい木と古い木をうまく調和させて一つの形にしていく技は感動です。
酒造所の柱や壁にはその酒造所の発酵菌がついているので、うまく使っていくことが美味しいお酒を作るのに必要なことだとか。
屋根も建築しているところで、上からの眺めも見せてもらいました。
今年できる、もうすぐ出来る!と伺いつつ、結局4年ほど完成までかかったようです。
母屋から見た工場までの部屋
のんびりしたくなる母屋には、沖縄の風がゆるりと吹いていました。
試飲のお酒も揃ってます。
外を見渡すと庭には立派な福木が植えてありました。
福木は葉っぱがびっしり生えることから、風の強い沖縄では防風林の役目をすることで有名です。
外から覗かれないように、プライベートを守るようなイメージが強かったんですが、今回は防火で役立ったそうです。
2017年12月、ほぼ完成した津嘉山酒造所のお隣が家事で全焼しました。
工場長さん始め津嘉山酒造所さんの人たちは呆然としたそうです。
こんなに日数をかけて作った酒造所が燃えてしまうのか・・・・と。
しかし火の粉が舞う中、火は燃え移ってこなかったんです。
それはこの福木が守ってくれました。
裏に回ってみると、福木の上のほうはまだまだ焼け焦げた後が残っていました。
火事の物凄さを感じますし、福木が本当に守ってくれたのです。
工場見学は大人気の杜氏さんが一人でやってらっしゃいます。
もうその話術と言ったら、誰も適わないのではないかしら。
面白すぎて笑いが止まりません♪
午後がお勧めのようですが、ガッツリ話しを伺いたい方は予約したほうがいいかも知れません。
内緒にしておきたい場所ですが、今回お勧めの沖縄を紹介しました。
ゆったり出来る沖縄がここにはあります。
って、書いてたらまた行きたくなっちゃった(笑)
津嘉山酒造所さんはここです
沖縄県名護市大中1丁目14−8