手作りの料理は器が更に美味しくしてくれる!
こんにちは。
沖縄好き、楽食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
先日、沖縄の壺屋やちむん通りに行ってきました。
那覇空港から車で20分、ゆいレールでは牧志駅から徒歩15分のところにあります。
やちむんとは焼き物のことです。
やちむん通りには、沖縄で丹精こめて作った器が、一堂に集められいます。
有名作家さんの高い器から、普段使いの出来そうな優しい器までたくさんあり、それぞれのお店が特色を出して器を売っています。
どれとして同じものがないのは驚かされます。
40件ほどが軒を連ねているので、一見の価値があります。
通りには、戦前から残る建物もあちらこちらに見られ、歴史の深さを感じます。
沖縄には伝統の技法がたくさんあるんですよ。
線彫りや掻き落とし、絵付けや手びねり、イッチン、練りこみなど実に多彩です。
色も赤いものから青いもの、茶色のものや緑のもの、形も色も目を引くものばかり。
実は、私は沖縄に何十回も行っているのに、やちむんに興味を持ったのは、ここ2-3年のことです。
歴史をひも解くと、琉球王朝時代やさつまの侵略後、中国などとの貿易、沖縄戦などを経て、大きな歴史の流れに動かされてきた焼き物。
伝統の技法を現在と融合して残している姿が何とも魅力的です。
本題に入る前に話が長くなってしまいました。
私がやちむんに伺ったのは、もちろんお皿を購入するためです
お皿って、プレゼントでいただいたり、結婚式の引き出物でいただいたり、何かの応募でもらったり・・・パン祭り的なやつ(笑)
買わなくても、お皿が十分あるんですよね。
白い皿は何枚あってもいいし、何にでもあるから重宝しますが、ちょっと便利なだけって思うんです。
食器棚にご自身で買った器がありますか。
私、恥ずかしいけれどなかったんです。
料理は味が良ければ、それでいいんじゃない!と思っていました。
食器なんて、使えればいいじゃん!なんても思っていました。
でも、美味しい料理屋さんのお皿って美しいんですよね。
料理も美味しいけれど、器でもっと料理が引き立つんです。
そして今回意を決して、器を買ってきました。
それがこちらです。
優しい色にひかれました。
これに何を作って使おうかと今からワクワクします。
購入した後、「少しお待ちください」とお茶と黒糖を出してくださいました。
そのお茶が熱くもなく、ちょうど良い温度で出してくれたので感動しましたよ。
出してくれたのも、もちろんやちむんの器たちでした。
器を買うだけでなく、こんなサービスをいただけるとは思っていなかったので、心が更に癒されました。
お料理、美味しく食べるには器って大切だと思います。
特に、工場で作られたものでなく、手作りされたものは触った感触も優しいんですよね。
お料理も、お皿も手作りがいい!
好きなお皿を選んで、お皿に合わせて作る、盛る・・・これだけでも美味しい料理になる。
好きな器を手元においてみませんか。
一つ一つ丁寧に作られた器は心を優しくしてくれますよ。