手作り味噌はいつから食べられるの?
こんにちは。
沖縄好き楽食アドバイザーの名畑です。
今日は味噌作りに参加する予定の方から質問をいただきましたよ。
お味噌って作ってからどのくらいで食べられるの?ということです。
2017年12月にジップロックで仕込んだ味噌です。
毎日美味しくなれ~とモミモミしています。
質問をくださったTさんは、ブラジルで産まれた日本人です。
ご両親が沖縄からブラジルに行って、開拓して働き、そこで生まれた方なんですが、
びっくりすることに、お母様は材料を必死で手に入れて、ブラジルでお味噌を手作りしていたそうです。
そのときのお味噌が美味しかった思い出があります。
遠い異国の地でも手作りの味噌を作られていたことを伺って、感動してしまいました。
お母様から手作りの味噌の作り方をを聞かずに日本に来て20年余りで、改めて味噌を作りたい!と考え始めたとおっしゃってました。
味噌作りを聞いて、ブラジルにいる妹さんに作り方を教えたいとも考えています。
そんな方々のお役に立てるって、光栄なことないな~~と改めて思いました。
「話しがそれましたが、味噌はいつから食べられるのか?」と言うと、一般的には作ってから6ヵ月後です。
でもですね。
大豆はしっかり煮て柔らかいものを使います←いつでも食べられる状態。
塩←これもいつでも食べられる状態。
麹←柔らかくなったら食べられる。
つまり、いつでも食べられるんです。
問題は味で、熟成によって変わってきます。
暖かい部屋で熟成していたもの、冷たい部屋で熟成したものでも違いますし、時々手をかけて声をかけて熟成したもの、放置した状態で熟成を待つもの・・・・いろいろなパターンがあるので、一概にこれ!とは言えないのが味噌です。
仕込んだ時期が夏のもの、冬のものによっても変わりますからね。
言えることは、好みの味になった頃が食べごろです。
大きな樽で沢山仕込んだものは、熟成を待つしかないですし、ジップロックのように少量を作って、揉んだり場所を変えたりするものは熟成を早めることが出来ます。
実は、1ヶ月しか熟成していないものを食べてみました。
思った以上に美味しくって、驚きました。
あとは糀のつぶつぶが少しなくなれば私好みになるかな~~と楽しみにしています。
実は、同じ大豆、同じ塩、同じ糀で一緒に作った友達の味噌と食べ比べてみたら、味が違ってビックリしたんですよ。
お味噌は、「育てる」という言葉がピッタリ合います。
そして一番美味しいなぁと感じる味噌を、冷蔵庫に入れて熟成を止めれば、いつでも美味しい味噌食べられるというわけです。
今年の夏は、もろキュウとか楽しみだな~~~
味噌を手作りしちゃいましょう!
手作りすれば、美味しい大豆と好みの塩、好みの糀であなた好みが完成します。