ラム酒造りから学んだ、元気になるために大事なこと!
こんにちは~~
沖縄好き、楽食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
1月12日から14日まで沖縄に行ってきました。
本州では寒波の来ていたこの時期、もちろん沖縄も肌寒でした。
そんな中、沖縄北部の本部港からフェリーで30分ほどのところにある伊江島へ。
目的は、伊江島蒸留所です。
沖縄のお酒と言うと、泡盛が有名ですが、小さな島でラム酒を作っている方がいると知って、居ても立ってもいられなくなって会いに行っちゃいました。
伊江島はこんな感じの島です。
伊江島村役場さんからお借りしました。
ホームページでは、ライブカメラなるものもあり、面白いのでちょっと覗いてみて下さいね。
話をもどしますね。
工場見学というと、施設の話や作り方の話、最後は試飲で30分くらいのイメージですよね。
(キリンビール工場とかがそうでした(笑)
でも、今回は全く違ってました。
工場はもともと、サトウキビからバイオエタノールをどれだけ作れるかの試験場で、ラム酒を作るための工場ではなかったそうです。
でもこれだけの設備。
終ったからと言って撤去するのはもったいないという考えから、この設備を活かすための試行錯誤が始まり、伊江島の風土にあったもの、伊江島の未来に残せるものと言うことで、ラム酒の製造を始めたんですが、免許を取るまでの苦労、ラム酒の原料のさとうきびの選別や発酵のための技術、商品化するまでの苦労・・・もう、熱く熱く語ってもらいました。
印象的だったのは、この話をしてくださった知念さん。
ね。
かっこいいでしょ!!
世界には4万種のラム酒があるそうです。
私達日本人には比較的なじみの薄いお酒ですが、世界では生活の中に入り込んでいるんですよね。
その頂点を知念さんは目指しているそうです。
熟成度合いや樽の特性、発酵の具合や、一番難しい味の組み合わせ、色々なハードルを乗り越えて世界一を目指す知念さんの思いにとっても惹かれました。
ここまでくるのは並大抵ではなかったはず。
それを坦々と、そして時には面白おかしく話してくださいました。
沖縄というと、人気のコースやお決まりのコースがある中、こんな頑張る人に会うのもいいですよ。
伊江島蒸留所さんの情報はこちらです。
ラム酒に対する見方と、人生観がきっと変わるはずです。
伊江島のラムには、人の優しさが詰まってます。
沖縄のイエラム、一度飲んでみて欲しいなぁ。
一番印象に残ったのは、「人がお酒を造るんじゃないんです。お酒は酵母が造るもの。人ができることは酵母にとっていい環境を整えてやることなんです」という言葉で、深く考えさせられました。
人ができることってたかが知れてるんです。
料理で言えば、アレコレ「自分が」味付けするんじゃなく、使う野菜の特徴や素材のバランスを考えて、足りなければ少しだけ調味料を足すことに繋がるんじゃないかな。
野菜達が一番美味しくなるために、私たちが手伝う・・・
そんなスタンスの料理が広まれば、きっとみんなが楽しく料理して楽しく食べて元気になるよね!!
今日もお読みいただきありがとうございます。