認知症の人が毎日同じものを買ってきたときの対応
こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
今日は認知症の方への対応方法の話しです。
認知症の人は、同じものをたくさん買い込んでしまうことがあります。
それは、買ったことを忘れてしまったり、判断力が低下するためです。
なぜ同じものを買ってくるのか
認知症の中核症状に「記憶障害」があります。
詳しくはこちら→認知症って、どんな症状になる?
特にアルツハイマー病では、初期の頃から症状が現われます。
脳に異変が起こり、海馬の働きに障害が起こるため、
新しいことを覚えることが苦手になります。
少し前の出来事も覚えていないので、何度も聞いたり、
同じ話をするようになるのです。
良くない対応
「たくさんあるでしょ!」と強く言ったり
「どうして何度も同じものばかり買ってくるの!」などと
否定的な言葉をかけてしまいがちです。
本人も忘れている事にショックを受けていたり不安になってますから
しかったりするのはやめて下さいね。
しかっても何の解決にもなりません。
間違いを厳しく指摘されたり、否定的な対応をされると
不安になったり気持ちが混乱して症状が悪化する場合があります。
やってほしい対応
カレンダーや張り紙などを利用して、数日前に買い物をしたことを
思い出しやすくします。
これはほんの一例。
簡単なメモでいいんです。
本人が居る場所やよく見るところに用件を張っておくのもいいですね。
また、お店の人に事情を話して、「売り切れちゃったんです」などと
対応してもらうのも一つの手です。
認知症にかかった方への介護は、本当に苦労の連続です。
日ごと進行してしまう姿を見てしまうと、心穏やかでは居られませんが
あなたがゆとりを持って接することが一番の介護です。
時には距離を置いたり、公的なサービスを受けたり
あなた自身が笑顔でいられるよう、一つ一つ考えましょう。
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まとめ
昔のしゃんとしたお母さんと比べてしまって、
出来ない事に腹を立てるのはなしにしましょう。
あなたの前に居るお母さんは、認知症という病気で困っている方です。
今のお母さんが困っていること、手を貸して欲しいことに
ちょっとだけ寄り添いましょう。