レビー小体型認知症って、何?
「サプリ缶」店長&健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
アルツハイマー病、脳血管性認知症、前頭側頭型認知症とともに、「四大認知症」の一つとされるのがレビー小体型認知症です。脳の神経細胞にレビー小体という異常なたんぱく質が蓄積して起こるとされ、症状の特徴は、パーキンソン病のように手足がふるえたり、動作がゆったりになるなどの筋肉の効果が見られること。そして幻視を抱きやすいことが特徴です。
原因は何でしょうか?
レビー小体型認知症の原因は、脳にレビー小体という異常なたんぱく質が、大脳皮質までたまって、脳の細胞が損傷を受けて、脳が委縮してしまうことが原因とされています。なぜ、こんな異常なたんぱく質が脳にたまるのかは、まだ解明されていないのが現状です。
現在、レビー小体型認知症の方は60万人以上で、認知症を伴うパーキンソン病といわれる患者さんは、実はレビー小体型認知症だということが最近わかってきました。世界中で、今このレビー小体認知症の原因について研究をしている段階です。
どんな症状になりますか?
認知症というと「物忘れ」を思い浮かべる方が多いですが、レビー小体型認知症の場合、初期には「もの忘れ」は目立たず、幻視や手先や足が震える、軽いうつ状態から始まるといわれています。画像診断から脳の萎縮はあまり見られないために、うつ病と診断されるケースもあるようです。
特徴的なのは、症状が毎日違うということです。頭がはっきりしている状態とボーっとしている状態の入れ替わりが激しくみられます。睡眠時に無呼吸がみられて、睡眠時間をたっぷりとっても、日中に2時間以上寝てしまったり、急な意識障害のために、歩行中に突然失神して転倒してしまうこともあります。
睡眠中に大声をだしたり、動き回ったりするという症状もあります。
体に見られる症状は、小刻みに歩いたり、急に汗が出たり、微熱が続いたり、起立性低血圧がおきて、起きるのに時間がかかったりします。
心配な方のためのチェックリスト!
小阪先生のチェックリストをご覧ください。次の症状のうち2つ以上に当てはまる人は、レビー小体型認知症の可能性があるそうです。
例えば、 子供が家の中で遊んでいる。 家の中に黒い服を着た人がいてこちらを眺めている。床に小さな虫がたくさん這っている、などと訴えます。
頭がかなりはっきりしているときと、ボーっとしているときがある。昨日は会話が通じなかったのに、今日は調子がいい。先ほどまで出来たことが、今はできない、などといった変化です。
姿勢を保つのが難しくなり、転びやすい。動作が極端に遅くなる。小刻みに歩行や前傾姿勢となる、など。
メディカルケアコート・クリニック 院長
小阪憲司先生 (横浜市立大学名誉教授)
(healthクリニック・「レビー小体型認知症ライブラリ」から)
家族はどうしたらいいのでしょうか
大きな特徴の幻視症状に、「そんなのないです」と頭ごなしに否定するのでなく、本人を安心させてあげてください。誰よりもご本人自身が辛いのですから。
パーキンソン症状で足取りが悪くなりますので、床などに物をおいたりせず、段差などにも気をつけて転倒防止に気をつけてください。
レビー小体型認知症は、その人によっていろいろな症状があらわれる病気ですので、その対応が大変です。一人で悩まず、専門医に相談したり、全国に家族の会があるので、たくさんの情報を集めて、介護する人もご本人にも、より良い方法を見つけることをお勧めします。
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まとめ
原因もまだまだわかっていないレビー小体型認知症。
かかってしまうと、家族も本人もとっても辛い思いをします。
私たちに出来る事は、脳にいい生活習慣をすることです。生活習慣で、体に支障をきたしたり病気になるのと同じように、脳も大きな影響を受けています。今のあなたは脳に栄養を与えて、やさしい生活をしていますか?ずっと、あなたのパートナーである脳にしっかりと働いてもらうために、悪くなる前に栄養を与えてくださいね。
「予防に勝る治療薬はなし」です。