動物性?植物性?乳酸菌はどれを選ぶ?
こんにちは。
沖縄好き、発酵食品コーディネーターの名畑(@NozomiNabata)です。
最近は特に乳酸菌流行りですね。
「何万個が入っている」とか「腸に効くのは○○乳酸菌だけ!」なんて言う言葉で目を引くようなCMが増えてきました。
パッケージを見るとB21菌、LGG菌、ガセリ菌・・・などと、様々な菌の名前が書いてありますが、どれも乳酸菌の仲間です。
乳製品の大手は各社こぞって、これこそが健康に良い菌、と毎年のように手を替え品を替え、新しい菌を発表しえ大きく宣伝していますよね。
一体何が良いのか、頭の中がハテナだらけになります。
腸内には400~500種類以上、約100兆個もの細菌が棲みついているので、善玉菌や悪玉菌、日和見菌だけでなく、もともと住んでいる腸内細菌との相性もあります。
腸内細菌たちも、人間関係のように複雑なのかもしれないので、何を摂ったらいいのかも、とても迷う所です。
何故乳酸菌なのか?
最近の研究で腸を働きを良くする、ひいては体を元気にすることが分かったからです。
免疫機能の向上や、中性脂肪・血中コレステロール値の低下といった働きも知られてきました。
毎日気軽に摂れて、美味しくて、続けやすく比較的安価であることも人気が出た原因の一つですね。
もともと日本人は乳酸菌を摂っていた
ヨーグルトやチーズなどが代表的ですが、昔から日本人が摂っていたものであるのはご存知でしょうか。
実は、漬物にあったもの。
近年になるまでは、漬物は和食には欠かせないものでした。
それが、塩分の摂らすぎだと悪者にされ、漬物を食べないようになり、自宅でも作らなくなりました。
漬物が手作りだったときは、作り手によって色んな乳酸菌があり熟成され、隣のおばちゃんの漬けた漬物と、自分の漬物でお茶をしたり、漬物交換をして、自然と色んな沢山の種類の乳酸菌が摂れていたのです。
でも現代では、手作りしなくなり、漬物を買って食べるようになりました。
市販されている漬物のほとんどは、乳酸菌を含まない、ただの塩漬けが多く、私たちは乳酸菌を摂れない食生活に変化していきました。
今こそ和食
現代人の腸に不具合が生じると、やはり乳酸菌不足が指摘され、私達は作られた乳酸菌を摂って、腸の機嫌をとっています。
乳酸菌には、チーズなどの動物性とお漬物から取れる植物性があり、植物性の乳酸菌の方が腸内の乳酸菌を応援する力がすぐれているという報告もあります。
昔の食事は栄養がないとか、大きくなれないとか、戦後は散々言われましたが、私達日本人に合っている食事なんです。見えない栄養が、私たちを支えていてくれていたのです。
今こそ和食です。
ぬか漬けなどの漬物、手作りの漬物を楽しみませんか?
天然塩を使えば、美味しくなりますし、高血圧なども気にならなくなります。
あ、だからと言って食べ過ぎたらダメですけどね(^O^)
昆布や大豆などの乾物を使ったり、調味料も手作りしてみませんか?
新しい美味しさに出会えます。
最近ではぬか漬けのスタートセットなど、簡単に始められるものが、よく売られているので、チャレンジするのもいいかも知れませんね。
おばあちゃんやお母さんが作っていたら、作り方も聞いちゃいましょう!
私達の元気の源である和食をもう一度大切にしましょう。
2月3月と味噌教室をやっています。 気になる方はお問い合わせくださいね!