保存食として、お日様の陽を浴びて栄養たっぷりになった干し野菜たちをもっと利用しませんか?
沖縄好き、健康食プロデューサーの名畑(@NozomiNabata)です。
干し野菜というと何を思い出しますか?
有名なところでは大根の葉や干し大根や干しシイタケ、干しニンジンや最近ではゴーヤなどもあるんですよね。
私の住む山形では、イモの茎をよく使っていました。
イモの茎、ご存知ですか?ずいきって言うところもありますよ。
里芋の茎を乾燥させて作った保存食なんです。最近では見かけることが少なくなりましたが、納豆汁を食べたいときやお雑煮を作る時は味の決め手になるので欠かせない食材です。
イモの茎が生まれたのは雪国山形ならではのようですよ。冷蔵庫などもない時代は保存食として野菜を干して使うことが多かったのです。干すことによって美味しくなり栄養もアップすることを昔の人は経験値で感じていたのだと思います。
イモの茎は実は戻し方によっても食感が違ってくる面白い食材です。
さて、保存食というと最近ではいろいろなものが増えました。冷蔵だったり、レトルトだったりいろいろな形の保存食が増えましたが、昔ながらの定義で言うと「常温で長期保存できるもの」という意味あいです。
添加物も何も加えず、ただただ干すだけで昔ながらの保存食は作られていきました。干すだけで見た目は小さくなるのに、目に見えないところで栄養がたくさんアップするのは面白いですよね。太陽の力を味方につけてパワーアップするさまは素晴らしいとしか言えません。しかもその干し野菜が出汁にもなって、旨みがグンとアップしますからね!
旬の野菜をたくさん収穫した時は、砂糖や塩漬けなどにもせず、干すだけで使えるのですから簡単な保存方法です。そのため、世界中に広まったのだと思います。また、食材を無駄にせずきちんと使い切る知恵は今の時代も見直したいですね。
でも、この飽食の時代は干し野菜をする人も作る人も減っているのではないでしょうか。食べ物がないからと言ってたくさん輸入しては廃棄している量も多い日本。食べ物が多いのは幸せなことですが、あまりにも偏っている感は否めないです。
もっと昔からつながれてきた知恵を今知ることって大事だと思うんですよね。
もう少し自然とともに生きる、食べ物を無駄にしないことで、新たな美味しさと健康法が見えてくるのではないかな?
そんなことで、10月27日土曜日はマニアック調味料クラブで「乾物を楽しく使いたおそう(仮題)」を横浜鶴見で開催します。どんな料理が出来るのか、ワクワクします(笑)
買い物が面倒な方、乾物や乾燥野菜を使って元気になりたいかた、手抜き料理を楽しみたい方は下記よりお申し込みくださいね。
楽しい食べ物ライフがきっと始まりますよ。