母親のお葬式に参列できない私の出来ることは?
こんにちは。
沖縄好き、発酵食品コーディネーターの名畑(@NozomiNabata)です。
2020年4月25日の朝に最愛の母がこの世から旅立ちました。
コロナ騒ぎで親の葬式にも出れず、心が不安定になってしまいましたが、たくさんの方の助言で何とか日々を過ごしています。
今日はもし同じ環境の方がいたら、少しでもお力になれたらと思い、いつもの食ブログと違う話をお届けいたします。
まずは時系列です。
3月の末、母のお見舞いに行こうと思っていたところ、母の入所先の介護施設より「県外からのお見舞いは遠慮させていただく」との連絡がありました。
介護施設であるがために、入居者の皆さんの命を預かるための措置だと理解し、飛行機のチケットをキャンセルし、面会に行くことを諦めました。
4月に入り、母は寝たきりになったことを兄から聞く
4月20日危篤であることを知る
この時点で、お葬式はどうなるのか?親戚や兄と相談していました。
この時は、娘の私は行くのが当然参加できると思ってました。だって、娘だから。
25日母が旅立ったと連絡が来ました。
親戚一同の連絡は、「家族葬にするから、お前は来るな」とのことでした。
え?何言っているかわかんない?私も家族だけどと思ってましたが、田舎の人の方がナーバスであること、もし万が一母の葬式でコロナが出てしまったら、田舎に住む兄にも親戚にも迷惑をかけてしまうので、私の最後のお別れに行きたい気持ちは一端封じ込めました。
この時、見た目は普通でしたが、心はボロボロで、何気ない一言に傷つきまくり、涙が止まらないことが増えました。
このことを家族に告げ、私は今心が病気であることを伝えました。
この告げたことが大きかった。ここから心が少し軽くなっていきました。
世の中にはネットで葬式もやるところがあるんですね。
色々調べていくうちに、今のコロナ騒ぎで葬儀への参列やお別れの会にも参加できない方がたくさんいらっしゃると知りました。
今できることをやろうと決心した
納棺式に行けない、葬儀に参加できない、母を見送れない・・・ないことを探すと心が苦しくなるので、今出来ることを探しました。
母に手紙を書くこと
(枕元に置いてもらいました)
これが不思議体験なんですが、リビングのまだ匂いがしないはずの味噌の香りが漂って、母が来たことを知らせてくれたようです。
天に向かってありがとうとお礼を言うこと
お花、お水、お線香を窓辺に備え、母の御霊を迎えること
(これは、とても尊敬できる先輩女性に教えてもらいました。体がない分どこにでも行けるそうですよ)
母の思い出をたくさん思い出すこと
母の得意料理を娘と一緒に作ること
そしていっぱい泣くこと!
よく考えると、出来ることがたくさんありました。
葬儀の様子を知らせてもらいましたが、親戚や近所の方々がたくさん送りに来てくださって、それは賑やかな葬式だったようです。
母の人柄でしょうか。
もし、神奈川県から私が参列したら、親戚や近所の方は来てくれなかったかもしれません。
東京や神奈川の人=コロナと思っている方が多いようですし、私もコロナを持っているかもしれませんからね。
多くの方にお送りいただいたことで、私が参列しなかったことの罪がまた軽くなった気がしました。
緊急事態宣言の中、私のような体験をされている方も多いと聞いています。
辛いですがそっと故人を偲びましょう。
また、私たちのような経験をしなければならない方が一人でも減るように、今はみんなでSTAY HOME しましょう。
自分のしたいことはまたいつでも出来ます。
他の方を思いやり、自分のできることを想像して実行していきたいと改めて思います。
そしてミスチルのタガタメを聞いては、自分のできることをもっと想像していきたいな。
また、次回は食べ物のお話をしていきたいと思いま~す。お読みいただきありがとうございます。