アルツハイマー型認知症の発症前診断をご存知ですか?
ワンちゃんや猫ちゃんにも認知症が増えているようですね。
遅まきながらびっくりしました。
こんにちは。
「サプリ缶」店長&健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
アルツハイマー型認知症が発症する前にわかる検査
医療の検査技術の進歩で、最近は認知症が発症する前に脳内を検査して異常があるかどうかわかるようになりました。
その検査の名前は「アミロイドPET」です。
アルツハイマー型認知症は、脳内にアミロイドβという異常なタンパクが蓄積して、脳の神経細胞が死んで、認知機能や生活機能が低下して起こる症状。
そのアミロイドβを画像で読み取って、早期発見に役立てようと開発された検査です。
簡単に誰にでも出来ないわけ
そんな検査があるなら、どんどんやって認知症にならないために役立てれば良いのに~って思いますよね。
この検査では、脳内の異変は察知できるようになったけど必ず発症するとは限らないこと、そして現在の医療では確実な予防法も根本的な治療薬もないから不安をあおるんではないか・・・と言うことで、議論されています。
誰が受けられるの?
つい先日、医療の現場でこの検査が適切に利用されるように、ガイドラインが発表されました。
ガイドラインでは
・アルツハイマー型認知症かそれ以外の疾患か区別が難しい場合の鑑別診断
・若年性認知症の診断
の場合で、既に症状が表面化した人を対象としています。
家族やご本人が結果を受け止められない場合や進行が重度まで進んでいる人など、検査結果がその後の治療に生かせない人への検査は「不適切」としています。
今のガイドラインでは、私たちが自由に受ける資格は残念ながらありません。
ガイドラインに反対のお医者様もいる
しかし、中にはアミロイドPETを積極的に利用したほうが良いと言う医師もいます。
症状や脳の萎縮状況からアルツハイマー型認知症と診断されていても、アミロイドPETの検査で診断が覆ったこともあること。
また、自覚症状がない人でもアミロイドβの蓄積があって、そのうちの半数が5-6年以内に軽度認知障害に移行していく人がいる事実もあります。
さらには、診断を受けて軽度認知症と診断され、覚悟を決め、そしてなるべく認知症が進まないよう努力しているご夫婦がいらっしゃいます。
このように、面接や口頭などのテストによる診断の結果が、絶対的なものではないことを現場のお医者様も知っていらっしゃいます。
そんなお医者様がアミロイドPET検査を活用しようという動きがあるのであれば、まだまだ認知症のことが分かっていない現在、検査により分かってくることも増えるのではないでしょうか。
検査を上手に活用して欲しい
認知症は、急になるものではないので、こういった検査で早く発見して進ませないように脳を大切にして、生活していくことも必要ではないかな・・と改めて思いました。
診断だけのアミロイドPETの使用だけではもったいない。病気を進ませないために活用して欲しいですよね。
これらの検査を受けるには、お医者様との信頼関係も重要になります。
診断だけでは、患者側には「不安」だけが残ります。
検査の結果をすべて伝えて、その後の様子を確認して、食事を含めた生活、レクリエーション、散歩、趣味色々な分野のサポートも必要になってきますから、お医者様と予防のためのスペシャリストが協力して、認知症にならない人がどんどん増えることを望みます。
健康のこと食事のこと…ちょっと聞きたいなって思ったら
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まとめ
知らないうちに進んでしまうアルツハイマー型認知症。
治療法も治療薬も確立されてない今、私達に出来る事は「予防」です。
アルツハイマー型認知症は、生活習慣病と密接に関わっていますから、現在の病気と向き合って、悪化させないことが一番の改善策です。
そして運動、食事、脳への刺激、脳への栄養・・・脳を大切にするために出来ることから始めてみましょう。