認知症の進行を遅らせるために、できることは自分で!
こんにちは。
沖縄好き、元気食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
認知症の発症・進行の予防のためのお話です。
できる限り自分でやってもらう
認知症と診断されても、ある日突然に何も出来なくなるわけではありません。
緩やかに進行していくのが通常です。
ある時期までは、日常生活を普通におこなう能力は保たれますので、料理・買い物・掃除・洗濯などは出来るだけ自分でおこなわせるようにしましょう。
「物忘れがひどくて危ないから・・・」
「時間がかかるから・・・」
などといった理由で家事を取り上げないで下さいね。
何もすることがなくなると、自信や張り合いをなくしてしまいます。
「人の役に立つ」と思えることが生きがいになって、認知症の進行を遅らせることが大いにあります。
毎日の家事が脳にいい
日常の家事は、脳のトレーニングになります。
特に料理は、脳の刺激になります。
献立を決めたり、買い物に行ったり、野菜などを洗う、切る、煮る、味見をする、盛り付ける・・・
料理が出来るまでの工程をこなす事で、脳が活性化するのです。
レクリエーションなどで、脳を刺激する事もいいですが、家事をこなす事も立派な活性法です。
男性もお米を研ぐぐらいは協力してもらうとか、
前向きに参加する喜びを分かち合うのがいいでしょう。
出来ることを見つけてあげましょう
出来ない事まで任せるのは、とても危険ですので見極めが大切です。
火の不始末をするようになったら、家族が一緒に台所に立ってください。
火を使わない作業がたくさんありますよね。
米を研いだり、野菜を洗ったり、盛り付けをしたり、楽しく話しながらやってもらってください。
「○○が出来なくなった」とネガティブに捉えずに「まだ△△ができる」と考えて、できることはお願いしましょう。
会話をしながら、洗濯物をたたんだり、玄関や洗面所などの掃除、植木の水遣りやガーデニングなども、脳を活性化する家事の一つです。
できることがまだまだありますよ。
ご家族で、その方の出来る事を見つけてあげてくださいね。
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まとめ
高齢者が身の回りの家事を人任せにした途端、認知症が一気に進んでしまうことがあります。
例えば、骨折で入院したのに、病院で何もしない考えない生活を暫く送っていたら、認知症になってしまった・・・などと言う話は、時々聞く話です。
「やってあげる」のではなく「なるべく本人にやってもらう」ことが、認知症の進行を遅らせます。
優しく見守っていきましょう。