手作り味噌で全国めぐり~仙台味噌風~
こんにちは。
沖縄好き、発酵食品コーディネーターの名畑(@NozomiNabata)です。
9月26日も手作り味噌教室を行いました!
毎回、大豆や麹を変えて、いろいろな味噌を作っているのですが、先日仙台におじゃましたので完璧に仙台かぶれになりました~~
仙台の大豆と塩と麹を注文して、「仙台味噌」に挑戦しました。
味噌の種類をご存知ですか?と聞かれたら、西京味噌、江戸味噌、八丁味噌、仙台味噌などを思い出します。
西京味噌や八丁味噌は独自のものがあるけれど、そもそも仙台味噌って何?と思い調べてみましたよ。
仙台味噌って?
仙台味噌は関西の白みそ、仙台の赤みそという2大味噌の一つです。
関西は「女味噌」仙台は「男味噌」とも呼ばれています。
そもそもは、16世紀後半の豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、各地の大名に兵糧としてそれぞれの味噌を持ってこい!と言うことから始まりました。
朝鮮への滞在時間は長く、長い時間の間に他の藩の味噌は変質したのに、仙台藩の伊達政宗の持参した味噌は唯一変質しなかったため「伊達の味噌は質が良い」と評判になったそうです。
そのころ江戸には7か所の仙台屋敷があり、そこに住むのは3千人ほどの侍たちがおりました。
大豆と米は海路で仙台から運びよせ、侍たちのために江戸でも味噌を作っていました。
その味噌の評判がすこぶるよく、江戸市民にも払い下げられ、江戸に住む人によって「仙台味噌」と名付けられました。
仙台味噌をつくってみました
仙台から材料を取り寄せ、いざ作ってみました。
大豆は「ミヤギシロメ」という仙台市名取周辺でずっと作り続けられた固定種大豆です。
向かって右側が普通の大豆、左側がミヤギシロメです。
普通大豆は、黒いところがあるのですがミヤギシロメは真っ白でとてもきれいな大豆なのがお分かりいただけますか。
そのため和菓子に使われるとのことです。
味も上品でふっくら柔らかい味がします。
これをしっかりと炊き上げました。
塩は先日仙台に行ったときに購入した仙台の塩。
そして米麹も宮城県産の米をつかった米です。
オール仙台で集めてみました!
ミヤギシロメが白いせいか、作り立てはとても色白の味噌が出来上がりました!
その作品たちがこちら♪
個人的には、「バニラアイス」の名前が気になります(笑)
バニラのような美味しい味噌が出来上がるかもしれませんね!
手作り味噌の全国版を作るのも面白いですね~~きっと!
次はどこの大豆を使おうかと考え中です♪
全国巡りをする手作り味噌教室は毎月第4土曜日に駒込ナーリッシュさんで開催中です。
興味のある方はご連絡くださいね。
元気になる美味しい味噌との出会いがありますよ♪
いつもこんな感じで和気あいあいと味噌作りをしています。