発酵食品って、何がいいんだろう?
こんにちは。
沖縄好き、楽食アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。
柿を見ながら、ちょっと思い出したことがあります。
それは、発酵の力に昔から助けられてたな~~~ってコトです。
実家から送られてきた柿たちです!
最近は特に発酵ブームですよね。
味噌の手作りが広まっていたり、塩麹や醤油こうじ、甘酒が流行っています。
私の周りにでは、たくさんの人が自分で作っています。
発酵って何でしょうね。
発酵とは微生物の働きで物質が有益なものに変化することと言われます。
これね。「有益」って言葉がキーワードです。
誰が決めているかと言うと人間です。
人間にとっていい菌で醸されれば「発酵」、悪い菌で醸されれば「腐敗」と言われてしまいます。
菌にとったら大きな迷惑って話です(笑)
そして人間は長い年月をかけていい菌を見つけ出して、どんな条件だとよく働いてくれるのかを見つけ出してきました。
それが発酵の文化です。
コンピュータも無い時代に、人の体で命を張って続けてきた文化とも言えます。
一番最初に味見した人はどんなだったんだろうって、想像してしまいます。
まぁ、それだけ昔の人は真剣だったと思います。
薬ではなく、食べ物をどうやったら腐らせずに保存するかを考えていたからです。
食べ物がいつでも手に入ることはなかったので、ゲットした物をいかに効率よく食べられるかが大切だったと想像されます。
今、私たちはその恩恵を受けています。
昔の人はいかに保存するかを大切にしていましたが、科学で証明される今の時代では、発酵食品が腸の働きをよくすること、精神を安定させること、アンチエイジングの効果があること、免疫力をアップさせたり、疲労回復に役立ったり、ダイエット効果があったりと言われ、重宝されるようになっています。
話しがず~~~っと遠回りしたけど、私が小さいころから食べていたこの柿も、発酵に助けられて美味しくいただくことが出来てるんだなって事を改めて思ったわけなんです。
山形の庄内地方では平たい柿が特産ですが、そのままだと渋くて渋くて食べられません。
そこで柿のヘタの部分に焼酎をちょんと染み込ませてビニール袋に入れて10-14日密封して浸透させて渋を抜きました。
渋が抜けたかどうかは、味見をするしかなくって、味見係をやっていた子供のころはかなりの確立で渋い柿を食べてました(笑)
渋いのが甘くなるってコトは知っていたけど、これって発酵のおかげなんですよね。
あと、渋を抜くのにもう一つ方法があって、渋柿のまま皮をむいて軒先に吊るして干し柿にするという手もありました。
こちらも栄養価が高い発酵食品ですよね。
子供のおやつに食べさせていたのを思い出します。
口さみしそうな時にチュウチュウさせてました(笑)
発酵・・・・いろいろな凄い効果があるけれど、「美味しくしてくれる」と言うのが一番の効果ではないかしら。
身近な発酵食品を見つけて、美味しいもの食べて、ついでに元気になっちゃいましょうね!