脱水は熱中症だけでなく認知症も引き起こします

梅雨が空けた途端、暑い日が続いています。
先週の1週間で熱中症のため救急車で運ばれた人が約3200人、そのうち65歳以上の人が約1500人、
なくなった方が3人もいました。
家にいるから大丈夫、暑いのは平気・・・などど思わず、エアコンをつけて、少しずつの水分と塩分補給を忘れないでくださいね。
人って、自分が思っているより汗をかいているんです。

こんにちは。
「サプリ缶」店長&健康アドバイザーの名畑(なばた)のぞみです。

今日は脱水症と認知症の話です。

水分が必要なわけ

私達の体は、半分以上が水です。
子供は75%、大人は60%、高齢者は50%を水分が占めています。
高齢者はもともとの体内水分量が少なく、喉の渇きを感じにくいんです。
また、体内で作られる水分も少なく、腎臓の機能が弱まっているため尿量が多い・・・つまりこまめに水分を取らないと水分がどんどん出て、体に残らないんですね。
人は常に大量の水がないと、体が正常に機能できません。
体内の水分がわずか1-2%でも不足すると、ボーっとするなどの意識障害が起こります。
私は水分が不足してくると、なぜか耳がつまったように音が聞こえない症状が出てきます。
やはり夏に多く起こるので、この症状が出てきたら水分補給して休むことを心がけてます。
意識障害までいったら怖いですものね。

脱水→血流悪化→認知症→ 水を飲まなくなりさらに脱水・・・ そんな負のスパイラルには陥りたくないですね

脱水→血流悪化→認知症→
水を飲まなくなりさらに脱水・・・
そんな負のスパイラルには陥りたくないですね

1-2%って、どのくらいの量なの?

例えば、体重が50kgの高齢者がいるとします。
体重から考えて、水分は25kg。その1%は250ml、2%は500mlです。
ペットボトルをイメージしてください。
よく見かけるペットボトルは500ml。この量が減っただけで意識障害が起こる可能性があるのです。
ちなみに、3%減ると血液がドロドロになり発熱、5%不足すると運動機能が低下してふらつき、7%不足の場合幻覚・幻聴などが起こり意識がもうろうとします。そして10%になると、死に至ります。
水分が足りないだけで?って思いますか?
そうです。水分補給はとても大事なことなんです。

脱水症状で認知症に

意識がもうろうとして、「自分が誰なのか、どこにいるのか、何をしたらいいのか」が分からなくなり、脱水が更に進みます。
水を飲まないといけないことさえも、頭の中に出てこなくなるんです。
脱水症状がおきている脳の中では、血液がドロドロになり、流れも悪くなり酸素も十分に行き届かなくなります。
この状態が何度か繰り返されることで、脳の機能が低下して、認知症へと進んでしまうこともあります。
熱中症にならないためにも認知症を予防するためにも、水分をゆっくりしっかり補給してください。

では、どのくらい水分を取ったらいいの?

尿や便、皮膚呼吸、息などで失われる水分量などを総合的に計算すると、食事と別に、1日に1500mlの水分が必要とされます。
どうでしょうか。1日に1500ml飲んでるでしょうか。
毎日1500mlとらないと水分収支がマイナスとなり脱水の危険にさらされます。
高齢者はもともと水分の量が少なく、喉の渇きを感じにくいのに加えて、日中も夜もトイレに行くのが面倒・・・という理由から水分摂取そのものが不足しています。

熱中症や認知症にならないために、意識をして水分補給をこまめに行ってください。

特に夏は喉が渇いていなくても、こまめにお茶を飲んだり水を飲む癖をつけてくださいね。
あなたの体の水分量、実は常に不足していることを頭の片隅に記憶してください。

 

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まとめ

1日に1500mlと言っても、一度に1500ml飲んだのでは効果がありません。
一気に飲むと胃液が薄まって食欲がなくなりますし、水分が尿として出てしまうだけです。
「ゆっくりこまめに飲むこと」が大切です。
冷たい飲み物ばかりではなく、温かい麦茶や緑茶もこの時期いいですよ。
温かい飲み物のほうが、喉の渇きを癒してくれます。
そしてくれぐれも糖分の入っていない飲み物を飲んでくださいね~!
水分補給をして認知症を予防しましょう!!

名畑 のぞみ

名畑 のぞみ

山形県庄内町出身、横浜在住。 病院に医療事務として勤務後、健康食品の会社に勤務。 子供のアトピーや、親の胃がん、脳梗塞などから、病気にならないには何がいいのか、どうしたらいいのかを深く追求し始める。 サプリメントアドバイザー、フードライフコーディネーターの資格を持ち健康食プロデューサーとして日々食のことを発信しています。 人は食べ物から出来ているので、体に合った良いものを食べればおのずと病気も遠ざかります。忘れがちなことを、いつものご飯から改善して家族の笑顔を守ろうと活動をしています。 ・講演 ・脳にいい簡単レシピの提案、健康料理の記事制作 ・健康料理教室の主催 ・各種イベントの企画などの活動しています。 お気軽にお声かけください。 詳しくは「名畑プロフィール」をご覧ください。

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